USERDIVEを活用して数億円のWebサイト改善に成功したバニラエア社の事例

今回は、ヒートマップツール「USERDIVE」および分析・改善コンサルティングで数億円単位の改善成果を出したバニラ・エア株式会社 小宮氏を事例講演のゲストに迎え「大手企業でWebサイト改善のPDCAを推進する秘訣」というテーマでお話しいただきました。進行役は弊社COOの小畑です。


-じっくりとデータを追う必要がある領域は、UNCOVER TRUTHが全面サポート

冒頭の挨拶で小畑は、ヒートマップツール「USERDIVE」を活用したWebサイト改善がより成果をあげやすい企業の特徴として「予算をかけ、KPIをもってWebサイト運営に注力している」という点を挙げました。

今回ご登壇いただいたバニラエアは売上の約90%をWeb経由で占めており、まさにUSERDIVEを活用して分析・改善“しがいのある”Webサイト。プロジェクトを開始した当時Webサイトの運営に携わるリソースが慢性的に不足していたことも、弊社にWebサイト改善を任せていただいた理由の一つでした。

LCCという業界柄、スピーディーな事業展開が求められるなか、限られたリソースでは外注先のハンドリングにさける時間もそうそう取ることができません。そこでバニラエアでは、じっくりとデータを追い、日々モニタリングして改善PDCAを回すという業務について全面的にUNCOVER TRUTHに依頼すると決め、USERDIVEと改善・分析コンサルティングの導入に至りました。

バニラエアでの改善PDCA


-スモールスタートで結果を出し、上層部からの理解を得る

プロジェクト開始時を振り返り「ヒートマップツールは視覚的に誰もが理解しやすいため、上層部からの理解が得やすかった」と小宮氏。興味はあるものの、よく分からないという理由で導入に踏みきれずにいる…といった経営層のハードルを越えやすく、さらにプロジェクト開始後に社内理解を広く得ることにもつながったと言います。

しかし実際は、もともとゼロだった予算を確保するところからのスタート。それを打開するポイントとして小宮氏は「自分たちのチームの管理下にあるコンテンツでトライアルさせてもらう”スモールスタート”がおすすめ」とアドバイスを送りました。小宮氏の場合は広告LPやTOPページでテストを実施し、そこで得られたデータをもとに規模の大きい範囲への展開を提案。すると実際にデータを見ることで周囲が納得し、経営層からも「あのページにも展開してみてはどうだろう」との意見が上がるように。できるだけ開発費などが発生しない領域から始め、費用対効果を訴求することによって予算を獲得していったと話しました。

さらにUSERDIVE導入のメリットとして小宮氏は「トライ&エラーに対する共通認識をもつことができるようになった」という点を挙げました。従来バニラ・エアのWebサイトでは、お客様の誤解を招かないよう補足を足していった結果、ページのシンプルさが失われてしまう…といった課題を抱えていました。そのような状況に対し、USERDIVEでユーザー行動を可視化することによって「データの裏付けがあるのならやってみよう」という認識を共有できるようになったと言います。

バニラエアでの改善事例

その後、バニラエアのスマートフォンの予約画面を例に「リンクがないのに間違えてタップしているユーザーが多い」「段階的な課金の多いLCCの予約画面では、課金された時点で逐一金額を表示する方がユーザーに喜ばれる」という具体的な気づきと改善施策を紹介。

最後に小宮氏は、UNCOVER TRUTHとプロジェクトを進めた印象について「Web解析のプロ集団と一つのチームになって改善施策を実行していくことによって、データへの目の付け所やそれに基づいた改善案などのノウハウが身についた。共に運用していくなかで、自分自身も成長できた」と振り返り、セッションを締めくくりました。

UNCOVER TRUTHは今後もこのようなイベントへの登壇を通して、プロフェッショナルの知見やノウハウ、成功事例を積極的に発信してまいります。