8月7日に現役アナリストによる無料セミナーを開催しました

8月7日に、弊社アナリストによる無料セミナーを開催しました。UNCOVERTRUTH では日頃からCAOやCCOによるマーケティングセミナーを開催していますが、現役アナリストによる実践的なセミナーは初めての試みです。第一回となる今回はアナリストの井上清貴から、実際にGoogle Analyticsなどの解析ツールを活用している方に向けて「サイトの課題が見つかる!Googleアナリティクスを使ったファネル分析基礎講座」をテーマにお話ししました。

基礎講座というタイトルの通り、セミナーのゴールも「明日からGoogleアナリティクスを使って、サイトの課題が発見できるようになる」というシンプルなものです。その3つのステップとして、今回は以下のアジェンダを設定しました。

  1. 改善ページが決まる!優先順位をつける考え方とは
  2. 優先順位を決めやすい!ファネル分析とは?
  3. GAのセグメントを使ったファネル分析実践

改善ページが決まる!優先順位をつける考え方とは

Webサイト改善においてよく聞くのが「どこから改善すればいいのかわからない」という悩みです。その原因の大半は、GAで見られる指標が多すぎてどの指標を見たらいいかわからない、Webサイト内のページが多すぎてどのページから着手すればいいかわからない、のいずれかだと考えられます。これらを解決するポイントは以下の4つです。

① ユーザーのボリューム
② 次のステップへの遷移率やCVR
③ ゴールまでの距離の近さ
④ 試作実行の容易さ

セミナーではこのポイントに沿って、セッション数や遷移数を示したファネル図を見ながら「どのページを優先的に改善したらいいでしょうか?」というミニクイズを出題しました。ただし数字はあくまでも目安であり、明らかに使いづらい入力フォームなどがあればそこから改善する、という視点も重要です。

優先順位を決めやすい!ファネル分析とは?

一般的なファネル分析では図のような逆三角形を用いますが、Webサイトにはいろいろなページがあり、全員がトップページから流入するとは限りません。

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そこで UNCOVER TRUTH では、複数の動線があることを前提にした次のようなファネル図を使っています。この図は「ハイレベルサイトマップ」とも呼ばれます。

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それぞれのページを何人が見ていて、CVにたどり着くまでの流れの中でどれだけの人が離脱しているかを可視化するこの作業はとても重要ですので、作り方を詳しく見ていきます。

<ステップ1:ページグルーピング>
膨大に存在するサイト内の各ページを、「商品一覧」などの括りでグループ化します。ページを細かく分けすぎず、共通のテンプレートの数字を思い切って括ってしまうのがポイントです。

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<ステップ2:ページグループごとにURLを定義>
ステップ1で括ったグループごとのアクセスデータをGA上で取得できるようなURLを定義します。これ以降のステップをしっかり進めるためにも重要な作業です。GAでは 「完全一致」「先頭一致」など複数パターンの一致タイプがあるため、上手く活用して漏れなく取得できるようにしましょう。

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<ステップ3:遷移図を描く>
ここから実際に図式化していきます。この時点では図のように、TOPページからCVページに向けて、遷移する流れを押さえておけばOKです。

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<ステップ4:ページボリューム設計>
GAのセグメント機能を使い、ファネルのそれぞれのページのボリュームを集計します。ステップ2できちんとURLを定義していれば、それぞれのページのセッション数を集計することができます。

<ステップ5:遷移数集計>
最後に、ステップ3で描いた流れに沿って遷移するセッション数を集計します。ここでは、シーケンスという機能が活躍します。

GAのセグメントを使ったファネル分析実践

ここからは、ステップ4と5にあたるところを見ていきましょう。

まずはステップ4の「ページボリューム設計」です。セグメントとは、特定の条件に合致するセッションまたはユーザーに絞ってレポートをする機能です。デフォルトではすべてのユーザーに関するレポートが作成されますが、このセグメント機能を使うと「デバイスがスマホである」「TOPページを見た後に一覧ページを見た」などの条件に該当するレポートを抽出することができます。

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次はステップ5の「遷移数集計」です。ここではシーケンス機能を使って、ステップ4で抽出したセグメントごとの数字について、ページからページへ離脱せずに進むことができているか?を見ていきます。シーケンスとは、特定の順序を踏んだセッションまたはユーザーで絞り込むことのできる機能です。図では「TOPページ」から「USERDIVEのご紹介」に遷移した人を絞り込んでいます。

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ファネル分析で「点と点を結びつける分析」が可能に

このステップ4と5を踏むことによって「1ページ1ページの指標を追うのに終始してしまった結果、点と点が結びつかない」というGAでありがちな失敗を避けることができます。つまり、TOPから来訪する人もいれば、いきなり特定の商品ページから閲覧をスタートする人もいるWebサイトの全体像を捉え、まず「どこが一番狙い目なのか」を見定めることができるようになるのです。

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セミナーの最後に改めて、以下の3つのポイントを整理しました。

  1. ボリュームや遷移率を鑑みて優先順位を定める
  2. ファネル分析を活用してサイトのボトルネックを特定
  3. GAのセグメントは超有用。有効活用を

「明日からGoogleアナリティクスを使って、サイトの課題が発見できるようになる」というテーマの通り、今回のセミナーの内容が、明日からの実践に役立てば幸いです。

UNCOVER TRUTHでは、今後もこのようなセミナーを通して積極的に事例やノウハウを発信し、Webビジネスの成長やそれに向けた組織上の課題を抱えている企業・ご担当者様を支援してまいります。

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